我が家にあるサブパソコンのHP Pavilion Desktop PC a6720jpです。
このパソコンのスペックはこちらで確認して頂くとして、さすがに動作が重くなって来たのでHDDをSSD化にしようと思いついた。既にメインパソコンや会社のパソコンをSSD化して体感出来る以上にパフォーマンスが向上したので調子に乗って来たのだ。
今回搭載するSSDはこちらの製品。SK hynixという会社のSL300というものだ。
価格コムでも人気のようで250GBで8,000円を切るコストパフォーマンスが素晴らしい。
理論上の読み込み速度(540MB/s)と書き込み速度(470MB/s)も高く、以前のSSDの価格を知っている者としては遂にここまで来たのかと驚きを隠せないのだ。
箱の中身はこんな感じで入っており、3.5インチの変換マウンタやコード類は一切付属していない。
まあ、この価格なら当然だと思うがHP a6720jpに搭載するならば変換マウンタとSATAケーブルは事前に用意して置かなければならない。
2.5インチSSDはさすがに小さいし軽い。厚みは7mm。
変換マウンタはこちらの製品を使う事にした。
こちらは少し高いので予算に応じて安い変換マウンタを探せばいいだろう。
早速フタを外して中身を確認してみよう。
ハードディスクは上図の左下の角の部分に収められている。ハードディスクケースに3.5インチのHDDが2台収まるようだ。まずは赤丸に囲まれた2つのネジを外してみよう。
ネジを外したら上図の「1」と書かれているツメを押さえるとHDDケースが外れるようになっている。
変換マウンタに装着したSSDをセットアップしてみた。
画像の上の物が新しく装着したSSD+変換マウンタだ。
後はバラした順番と逆の手順で元に戻して、SATAケーブルを差し込むだけ。
上の画像の赤い平べったいケーブルが今回装着したSATAケーブルだ。それと合わせてSSDに電源を差し込むが、これは既存のパソコンで余っているケーブルを挿すだけなので特に何かを用意しなければならない訳ではない。
次にパソコンを起動してこのSSDを認識させなければならない。
起動直後は元からあるCドライブとDドライブは認識しているが、新しく取り付けたSSDは認識されていない。
これを認識するにはコントロールパネルから「システムとセキュリティ」→「管理ツール」→「コンピューターの管理」→「記憶域」→「ディスクの管理」にアクセスしてディスクの初期化を行ってやらないと認識しないのだ。
アクセスすると上図のようにディスクの初期化の画面が出てくるので初期化する。
最近のパソコンなら何も考えないでMBRで初期化すればよい。OKボタンを押せば初期化完了。
次にドライブのボリュームウィザードが出てくるが、これは新しく認識したSSDの名前を決めるものでとりあえず適当で大丈夫。何も考えずに次へ次へ進めてOKだ。空いているボリュームの一番若いアルファベットの文字があてがわれるだろう。
ボリュームはFドライブがあてがわれて無事に認識された。
この後の作業は、古いHDDの中身を丸ごと新しいSSDにコピーする事だ。
コピーに使うソフトは「EaseUS Todo Backup」というフリーソフトを使う。
非常に使い勝手がよく、筆者は何年も前からバックアップソフトとして使用しているがこれに勝るものは見当たらないくらい気に入っている。現在のバージョンは9.0のようだが出来る限り新しいバージョンを使うのが無難であろう。
まるごとコピーをするので上図のクローンと書かれているボタンを押す。
その名の通り全く同じハードディスクを複製するのだ。
次にコピー元となるソースを選択する画面になる。
これは、このPCの場合は元のHDDにCドライブとパーティションで分けられたDドライブが該当するので、「ハードディスク 0」の方を選択する。
次にコピー先となるターゲットの選択画面になる。
これは先程認識したFドライブが新しく取り付けたSSDなのでこちらを選択する。
SSDにコピーするので、「SSDに最適化」の所にもチェックを入れておくと良いと思う。
次へボタンを押すと後は勝手にコピーが始まる。内容により時間が掛かるのでしばらく待ってみよう。ちなみにコピー中にパソコンで作業しても問題無いようだ。気になる人はそのままコピーが終わるまで放置しておくのが良いかも知れない。
完全にコピーが完了したら一度電源を落としてBIOSを立ち上げよう。
BIOSを立ち上げて起動の項目からHDDの起動順位を新しく取り付けたSSDにすれば完了だ。
これで完全にSSD化が完了。このまま起動すれば感動する世界が待っている・・・ハズでしたが。
あれれ?何故か思ったより速くなっていない。
色々調べた結果、実はSSDのパフォーマンスを引き出すにはPCのマザーボードがAHCIモードに対応していないとダメでこのPCは対応していないようなのだ。しかもSATA3.0で6.0Gb/sの高速転送量にも対応していないSATA2.0なので速度が出ないのだ。あまりにも古いパソコンだとこんな事になるので事前に調べる事をお勧めしたい。AHCIモードに対応しているならBIOSで設定出来る項目があるはずだ。
まあ、かなりガッカリする結果になったがそれでも以前よりは多少速くなっているので妥協しようと思う。
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